人気俳優と、同居することになりました
彼の目の前には、HONODAのボックスカーが止まっていて

「乗って」

はい?

「この車は」

「俺の車。あ、助手席に乗って」

助手席、か
本当の恋人でもないのにいいのだろうか?
とりあえず助手席に座るけど、違和感しかない
小松君も運転席に乗り込むと

「今日から暫く幼馴染としてよろしく」

「こちらこそ」

「とりあえず、俺の住んでる場所に行くから」

ん?俺の住んでる場所?

何だろう。さっきから物凄い違和感を感じている
言葉遣いもそうだけど、何かがさっきまでの彼と違う気がする

そう言って走り出した車で向かった先にあるのは
超が付くほどの高級タワーマンション

あたしなんかじゃ、いくら稼いでも
こんな所には住めない。
恐るべし、超人気俳優、小松凛久

マンションの中に普通に入っていく彼の後を追いかけていくあたし

「ここ、カードキーだからなくさないで」

か、カードキーなんだ
エレベーターに乗って上がって着いたのは、最上階

「ここ、俺ん家」

こんな所に住んでるの!?

「驚いた?」

「え、えぇ。まさか最上階に住んでいるとは思いませんでした」

「だろうね」
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