人気俳優と、同居することになりました

「さて、と。食事の管理はあたしなのよね」

「あ、あぁ」

夕食の支度をしようと立ち上がったあたしに

「こっちにキッチンがある」

キッチンに連れて行ってもらうも、
何も置いていないキッチン。

必要最低限の家電製品と
コーヒーメーカー。
朝はコーヒーを飲むのかもしれない

「ねぇ、昨日何食べたの?」

「コンビニ弁当」

「はぁ・・・」

何もないとは思っていたけど
まさかの夕飯にコンビニのお弁当
確かに、美味しい。美味しいんだけどさ?
そう、毎日続けていると、体がもつわけがない

冷蔵庫の中を見ると

「へぇ、お酒しか入ってないんだ?」

ビールとウイスキー。炭酸
日本酒くらい

「うるせぇ」

「買い物に行きたいんだけど」

「買い物?」

「何もないんじゃ、夕飯も作れないし。
あ、でもうちにはあったか。」

あたしの家にはいろんなおかずをストックしてある。
まだ、作って、そんなに立ってないから
冷蔵庫の中にあるはず

「なら、今日必要なもの。取りに行って来る」

「おい。車出すから待ってろ」

別に車なんて出さなくてもいいのに
だけど、車のキーを持ってくれているからこそ
今日、明日の朝必要なものを詰め込める。

「あら。ありがとう」

家を出て、車に乗り込むも
凛久は、あたしのあの家を知らないであろう

「愛の家の住所ってどこ」
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