人気俳優と、同居することになりました
ストックしている食材を出して
ちゃんとした食事を作って
他人に出すなんて、初めてかもしれない
作り始めて数分
「出来たわよ」
そう言うと、ソファに座っていたはずの凛久の姿が見当たらない
でも、出て行った様子も気配もなかった
ソファを見ると寝てしまっている凛久の姿
「疲れたのね。なれないモデルの撮影だもんね」
「お疲れ様」
掛物を凛久にかけて、出来た料理にラップをかけておく
「あれ?愛ちゃんがいる」
「桜」
「でも、玄関に男の人の・・・」
そう言ったところで、口に手を当てる
「内緒よ。今、凛久ソファで寝ちゃってるから」
「そうなんだ」
「ご飯は」
「食べる」
そう言うと、テーブルに着いた桜
ご飯を温めて、おかずも並べる
「さすが愛ちゃんだよね。
これだけの量もちゃんとに考えて出してくれるの」
「何言ってんの」
「だって、愛ちゃんの作るお弁当が楽しみだったのに
これからはそう簡単に食べられるわけじゃなくなっちゃうでしょ」
凛久と一緒に生活する事、
桜にはもう離していたんだ。両親は