キミと、光さす方へ
今まで何度か作ったことのあるクッキーだったけれど、そのどれもがお母さんと一緒に作ったものだった。


この年になってひとりでクッキーを作った経験もないのだと思い、ため息が出た。


あたしはどれだけ自分の殻に閉じこもっていたのだろうと反省してしまう。


こんなんじゃ松本くんと付き合うことなんて到底無理だ。


少しでもみんなと同じようなことができるようにならないと!


あたしは自分を奮い立たせてクッキー作りを開始したのだった。
< 218 / 302 >

この作品をシェア

pagetop