何度も、何度でも。
驚いて顔を上げると、右腕を颯真、
左腕を結翔が掴んでいた。私の足は
というと、膝がアスファルトぎりぎりの
ところで止まっているが、体が前のめりに
なっていて、動けない。

どうしようかと考えていると、颯真が
腕を支えたまま、私にハグする形で
立たせてくれた。

やばい。すごくいい匂いだし、肩幅が
広くて、がっしりしてるのがよく伝わって
くる。

今ので顔がゆでだこみたいに
赤くなって熱を帯びているのが嫌でも
わかる。

「あ、ありがとう」

颯真の顔が恥ずかしくてよく見れなかった。

「どういたしまして。顔、真っ赤だね」

耳元でささやかれて、耳まで熱を帯びて
しまった。

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