何度も、何度でも。

「うちのクラス?」

「うん。同じクラスの人なんだけど、
 つい見ちゃうんだよね~」

「え~、だれなの?」

「まだね、ちょっと気になってるかなー
 くらいだから、好きになったら
 教えるね~」

「絶対だからね~?」

「うん、約束する~」

その後も、帰りながら誰と誰が
付き合っている、誰が誰のことが好きとか、
しばらく恋ばなをしていた。

家に帰ってから、私はぼんやりと考え事を
していた。ふと、たまに思うことがある。

もし、今、私が太っていたら、こんな風に
友達と楽しく過ごせるだろうか。

きっと、それは絶対にないだろう。
別に悲観的になってそう考えている
訳じゃない。

私が太っていたら、彼氏が出来ることも
なく、かわいい日向に話しかけられて
仲良くなることもなく、実行委員に
誘われて、Tシャツ係の子達や、友梨那と
寄り道をして帰ることもなかったはずだ。

そう考えると、痩せてよかったと思った。


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