俺のボディガードは陰陽師。~第五幕・白昼夢~
★★★
「治らない、治らない…ああぁぁっ!何で!…何でこんなことに!」
刺さるように鋭く鬼気迫る、男の叫び声を耳にした。
「…なずなサン、なずなサン!ここで死んではいけません!…ああぁぁっ!」
(…なずな?)
なずな、そこにいるのか?
…何でだろう。なずなと久しく会っていなかったような気がするのは。
すごく寂しくて、すごく会いたかったような気がするのは、何故なんだろう。
なずなに…会いたい。
会いたくてたまらない。
砂漠で喉を枯らす、旅人のように。
水が貰えない、花のように。
そう思って、ふと目を開けた。
だが、何故か瞼が重たく、映る視界は細い。
体も何か、重だるい。
視界に薄っすらと映ったのは、どこかの一室の天井だった。
ここ、どこ…。
なずなは、どこだ…?
…と、ボーッと思ってると、体がフワッと温かくなる。
え?布団かけられた?
というか、俺寝てるの?
すると、視界に入ってきたのはキラッと輝き、サラッと弾んだ長い金髪だった。
そして、次に顔がヌッと視界に入り込んでくる。
「治らない、治らない…ああぁぁっ!何で!…何でこんなことに!」
刺さるように鋭く鬼気迫る、男の叫び声を耳にした。
「…なずなサン、なずなサン!ここで死んではいけません!…ああぁぁっ!」
(…なずな?)
なずな、そこにいるのか?
…何でだろう。なずなと久しく会っていなかったような気がするのは。
すごく寂しくて、すごく会いたかったような気がするのは、何故なんだろう。
なずなに…会いたい。
会いたくてたまらない。
砂漠で喉を枯らす、旅人のように。
水が貰えない、花のように。
そう思って、ふと目を開けた。
だが、何故か瞼が重たく、映る視界は細い。
体も何か、重だるい。
視界に薄っすらと映ったのは、どこかの一室の天井だった。
ここ、どこ…。
なずなは、どこだ…?
…と、ボーッと思ってると、体がフワッと温かくなる。
え?布団かけられた?
というか、俺寝てるの?
すると、視界に入ってきたのはキラッと輝き、サラッと弾んだ長い金髪だった。
そして、次に顔がヌッと視界に入り込んでくる。