こんな思いを···いつまで

三菱、住友の財閥の総帥と母親
充彦と秋穂
マシューとひまり

それと鮎川総帥が部屋の中に
残った。

その中で
「鮎川さん、あなたは、
どれだけ、ひまりちゃんを
傷つけたら気が済むのですか?

この子には、何にも罪はありませんよ。

あなたが、生まれてきてから
ずっと、菫様に嫌われ蔑まれ
憎まれたら、どうですか?

ひまりちゃんは、五月が
命に変えて生んだ子です。
五月の命なんです。
菫様もあなたのふるまいに
心を傷まれておりました。
ですから、亡くなるひと月程前に
わたくしにお手紙を下さいました。

ひまりちゃんの事を
お願いすると。
私は、五月の力に少しでも
なりたくてひまりちゃんと関わって
来ました。
宮子ちゃんも叶ちゃんも
五月の大切な娘ですから
いつでも協力を惜しまないと
言ってくれていました。

身近でひまりちゃんを
慈しむ事は出来なくても
ひまりちゃんの危機には
躊躇なく手を差し出す
そのつもりでずっと見守ってきました。」
と、秋穂様が言う

鮎川総帥・博は、言葉を出す事が
出来なかった。

三菱財閥総帥も宮子様も
住友財閥総帥も叶様も
三井財閥総帥充彦も秋穂様も

鮎川総帥・博を見ていたから····
その目は冷たい。

「ひまりは、私が連れて行きます。
あなたの元へ返す事は
二度とありません。
あなたが、ひまりにかかった
今までの費用を返せと言われるなら
全額お返しいたしますよ。」
と、マシューは、日本語で
凄みながら言うと
「·····いえ····決して···そのような事は。」
と、言う博に
『それでは、ひまり帰るよ。』
と、言うマシューにひまりは、
『マシュー、少し待って下さい。』
と、言い

三菱財閥総帥と宮子様
住友財閥総帥と叶様へ向き
「総帥様には、お忙しいところ
わたくし事に巻き込んでしまい
申し訳ございませんでした。
そして、お優しいお心遣い
ありがとうございました。
宮子様、叶様、
本当にありがとうございました。」
と、頭を下げると。
ひまりを初めてみる三菱、住友の
総帥方は、息をのみ
宮子や叶は、大きくなった
ひまりにあっていなくて
美しさに驚いていたが
「「お母さんに代わり
末長く幸せになってね」」
と、伝えた。

ひまりは、涙を流しながら
「ありがとうございます。」
と、もう一度、頭を下げる。

充彦と秋穂にも
「どれだけ、心の支えに
なって頂いたかわかりません。
本当にありがとうございました。」
と、二人に頭を下げると
「マシュー君と幸せになってね。
たまには、顔を見せてよ。」
と、秋穂様
「マシューの妻は、大変かも
しれないが、ひまりちゃんなら
大丈夫だよ。
もし、マシューがなにかしたら
日本へ帰っておいで。」
と、言うから
「はい。精進します。
日本へも帰りますね。」
と、言うと
『ダメダメ、ひまりは返さないよ。』
と、マシューが言うから
みんな笑ってしまった。

やはり、皆さま、語学にたけてる。
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