LOVE and DAYS…瞬きのように

泣いて声が震えそうになるのを、こらえてあたしは言う。



「あたし、アキのこと待ってるからね。手術が終わるまで、ずっと待ってるから」
 


もう逃げない。


アキの手術が終わったら、ちゃんと向き合って

自分の気持ちをハッキリさせよう。



「だから……
がんばって。アキ」


「ああ」
 


すでに前投薬が効き始めているのか、アキは少し朦朧とした顔でうなずいた。
 

あたしは健吾からの伝言をアキに告げて、病室を出た。






――午前9時。
手術室のランプが点いた。
 

あたしはアキの家族と一緒に待合室に通されたけれど

落ち着かなくて、ひとりで一階におりた。

< 506 / 580 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop