LOVE and DAYS…瞬きのように
アキのお母さんは気を利かせてくれたのか、病室を出て行った。
ふたりきりになると、気まずい沈黙が漂った。
「……お、おはよ」
「ぷっ」
言葉が見つからず、間の抜けたあいさつをすると
アキはやっと笑ってくれた。
「今日はあいつの入試だろ? なんでこっちに来るんだよ」
クスクス笑うアキの声が、心なしかいつもより弱々しい。
なんでかな……
また、泣けてくる。
服のそでで涙をぬぐって、あたしも小さく笑った。
「うん……あたしってバカだね」
「ま、そんな女に惚れた俺も、相当バカだけどな」
……ホントだよ、アキ。
こんなどうしようもない女を想って、ずっと守ってくれていたなんて。
大バカにも、ほどがあるよ……。