追放された聖女はもふもふとスローライフを楽しみたい!~私が真の聖女だったようですがもう知りません!~
「聖女様、親子丼とカツ丼が一つずつ、鶏南蛮定食が二つっす!」
「はーい。鶏南蛮は売り切れそうですね……予想外に人気です」
「それじゃあ、次の客には他のメニューを勧めてみる。こっちのパエリア定食もうまいけど、馴染みのない奴も多いからな」
「前世では出していませんでしたっけ。レシピに残っていないということは……調味料不足で作れなかったのかもしれません。前世は今ほど食材が豊富ではありませんでしたから」
これからも、作ったものは、細かくレシピに残すようにしようと思う。
気分でレシピを変えることも多いけれど、レシピがあれば、誰かに料理を引き継げるかもしれない。前世の料理が、まさか今も伝わっているなんて思わなかったから、百年後に自分の料理が広まっていることを知って嬉しかった。
ここの料理人たちにも感謝したい。
店に余裕が出たので、私は空いている時間にクッキーを焼いて配ったり、仲が良くなった魔族に差し入れを持って行ったりした。魔王城ライフは楽しい。
途中でシリルが、自分にも差し入れが欲しいと駄々をこね始めたので、彼のところにもお菓子を運んでいった。周囲が最優先で持って行けと言うので……
「お世話になっている身だものね」と、答えると、「そういう意味ではないのですけれど」と曖昧な返事をされる。
なんにせよ、差し入れが喜んでもらえて良かった。シリルだけでなく、彼と一緒に勤務しているアルフィも嬉しそうだし。
「はーい。鶏南蛮は売り切れそうですね……予想外に人気です」
「それじゃあ、次の客には他のメニューを勧めてみる。こっちのパエリア定食もうまいけど、馴染みのない奴も多いからな」
「前世では出していませんでしたっけ。レシピに残っていないということは……調味料不足で作れなかったのかもしれません。前世は今ほど食材が豊富ではありませんでしたから」
これからも、作ったものは、細かくレシピに残すようにしようと思う。
気分でレシピを変えることも多いけれど、レシピがあれば、誰かに料理を引き継げるかもしれない。前世の料理が、まさか今も伝わっているなんて思わなかったから、百年後に自分の料理が広まっていることを知って嬉しかった。
ここの料理人たちにも感謝したい。
店に余裕が出たので、私は空いている時間にクッキーを焼いて配ったり、仲が良くなった魔族に差し入れを持って行ったりした。魔王城ライフは楽しい。
途中でシリルが、自分にも差し入れが欲しいと駄々をこね始めたので、彼のところにもお菓子を運んでいった。周囲が最優先で持って行けと言うので……
「お世話になっている身だものね」と、答えると、「そういう意味ではないのですけれど」と曖昧な返事をされる。
なんにせよ、差し入れが喜んでもらえて良かった。シリルだけでなく、彼と一緒に勤務しているアルフィも嬉しそうだし。