あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
みくるの体調は順調に回復し、寂しくなると
隣にいる父の病室で過ごしていた。

『お父さん。親子で入院してるっておかしいね』

『ははは!お母さんは呆れてるだろうな』

『ごめんね、ぉ父さん…』

『ん?うさぎさんの事か?』

『うん…それもあるけど……なんか、色々。』

『他にも謝る事あるのかぁ!?』


みくるは含み笑いをしながら首を横に振った。
大人になったとは絶対に言っちゃいけない!


(コンコン!)
『あ!聖人くんだぁ!』

『え!?ノックで分かるのか!?』


そして入ってきた聖人を見た父は驚き
目を丸くしていた。

『失礼します。院長?どうかされましたか?』

『いやぁ…凄いなみくる!
柊先生!みくるは聞いてないようで良く聞いてるから、気を付けるんだよ』

『え!?どういう事ですか??』


含み笑いをしている父とみくるを見た聖人は、
思わずブルッと身震いをした。
< 118 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop