あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
*昨日の事………*

みくるは蘭子に頼まれ担当者を探して
キョロキョロしていると、声をかけられた。

『みくるちゃん!久しぶり!覚えてる?
また会えて嬉しいよ…』

『はい!片桐さん!』


いつものように笑顔で答えたみくるは、
片桐に手首を掴まれ近くの部屋に連れ込まれた。

『みくるちゃん、いい子だからおとなしく出来るよね?大きな声出しちゃダメだよ!』

『…私、名簿…確認してくるように、言われて…』

『おとなしくしてればすぐに終わるから、
それくらいみくるちゃんでも分かるだろ?』


片桐はみくるに抱きついて体を触ってきた。

『やだ…どぅして触るんですか、やだょ…』


みくるが逃げようとした時、つまずいて転ぶと
片桐はみくるの両足を掴み部屋の隅へ引っ張り
無理矢理上にまたがって両手を押さえつけると…
キスをしてきた。


みくるの……初めてのキスは……
この男に奪われてしまった。


みくるは涙が溢れ、聖人の事を想い(助けて…)と
願っていると、スマホが鳴り出しドアが開いた
瞬間、片桐はみくるの口を手で押さえた。

『ミルク!!!いるのか!?』

『うぅ、んーーぅ、んーーー!』


救世主が現れ、みくるは涙が止まらなくなった。

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