あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
『俺の事、怖いか?』

『怒ってる聖人さんは……怖ぃです。
けど私の事を想って言ってくれてるのは分かるし
…私も、好きだから…聖人さんに触れたくなる…』


聖人はみくるの手を取り、両手で優しく握った。

『触れたくなったら触れればいい。俺はミルクの嫌な事はしない。何も心配しなくていいからな』

『はい。』


聖人の真っ直ぐな視線と心強い言葉に、
不安げだったみくるの表情が笑顔に変わった。


『じゃあ今日はお泊まりしますか??』

『ぁえ!?警戒しなくていいとは言ったけど…』

『だって、明日一緒にデートに行くならこのまま一緒にいて、ここから一緒に行けますよ』

『そうだけど、帰って少し仕事もあるんだよ。
とりあえず明日また迎えに来るから』

『そうですか……』

『そんな悲しい顔するな』

『じゃあ、私が聖人さんのお家に泊まれば
いいんですね!!』

『あのなぁ……ほんの少しは警戒しなさぃ…』

『ん?どっちなんですかぁ?……難しいょ』

『ふふっ、本当可愛すぎて…俺も困ってるよ』

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