私の罪

私が彼をもてあそんだのだったのか？

それとも私が彼にもてあそばれただけだったのか。

確かに彼はイケメンで体型も良いし、身長も、性格も良いから、こうなることは予想できたはず。
なのに、なんでこんなに胸が苦しいんだろう。

なんで自然と目が熱くなるのだろう。

彼に感情を抱いてしまったのだろうか。

本気で彼のことを好きになっていたのだろうか。

痛い、胸が痛い、痛い苦しい助けて。

電車の中にいるのに泣きそうだよ。

目が潤んで視界が歪むよ。

私は深くため息をつくと心を落ち着かせた。

「もう彼のことは忘れよう・・・」

そう私は胸に誓った。