その日までさよならだね。
重荷(沙夜siten)
「分かった。で納得できなかったんだ。
どうして、なんで、後悔が止まらないんだ。
でも俺がしっかりしないと…沙夜が、未来が、周りが困る…だから納得するしか…」

気が付かなかった。

最低だ…
悲しいのは私だけじゃ無いのに…

苦しいのは、理不尽(りふじん)に腹を立てているのは私だけじゃ無い…

彼も同じだった…!

「俊介…!」

たまらなくてぼろぼろ泣きながら抱きしめる。

「沙…夜…?」

呆然(ぼうぜん)とこちらを見つめる彼は、眠れて居なかったのかクマが浮き出て居た。

どうしてこんなことにも気が付いてあげられなかったのだろう…

あんなに側にいたのに…!

「ごめんね…苦しいのは貴方も一緒だった…ライも、未来が居なくて苦しいのよね…?」

クゥン

その声だけで分かる…大好きだった。
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