ずっと気づかなかっただけ。
「どこから行くー?」
サッカーはまだまだ自分たちの番じゃないからそれまで他を回ろうって事で、
なっちゃんとタケくんが相談しながら歩き出す。
置いていかれないようにあとをついていくと、
横に大きな影。
「結城、約束忘れんなよ」
太一がその言葉を落として、
私を追い越していて、二人の横に並んで、
なっちゃんと太一の間を指差して早く来いってアピールしてくれる。
2人の間を目指して少し小走りする。
約束…どうなるんだろう。