ずっと気づかなかっただけ。
「…ありがとう、でも今日はなっちゃんたちと過ごすからいい」

『なっちゃん、たち?高木だけじゃないの?』

低くなったチカくんの声に少し身体が強張る。

「打ち上げ、太一とタケくんも来てたから…」

『…じゃあ花火大会の日までずっと4人でいるわけ?』

え?

なっちゃんちには私しか泊まらないと思うし…

なんて考えてるうちに、

『…真白って危機感持ち合わせてないわけ?』

その少し呆れるような言い方に、

ツキッとどこかが痛む音がする。

「なんでそんなこと言うの」

声が震える。

その声に、抜けることを伝えに行って捕まってたなっちゃんたちの視線が集まる。

っ、心配かけちゃう。

へらっと笑って待っててねって合図をして、

なっちゃんたちと離れたところに移動する。

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