ずっと気づかなかっただけ。
「え、えーとっ、ちょっとまって、」

「太一も、千景先輩も片想い。真白は自覚なし。以上!」

なっちゃんが後ろから大きく手を叩いて、

クラス中に聞こえる声でいう。

「そっか〜楽しいね!」
「見るだけでもハラハラドキドキする!」
「他の男子は気軽に参加できないね〜」

なんて声がある一方、

「太一、お前も片想いとかするのか!同志だな!」
「今までモテるの僻んでて悪かったな…どんまい、水瀬先輩には勝てないよ…」

とか男子が太一を囲んで盛り上がってて、

「っっ!高木っ!」

太一が顔を真っ赤にして叫ぶ。

なっちゃんは知らん顔。

私は何がどうなってるのか、アタフタ。

「とにかく、真白はこんな感じだから、この子に意地悪する人は私容赦ないからね。」

な、なっちゃん。

カッコいい。
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