ずっと気づかなかっただけ。
「じゃあ私たちもついてく。話してる時はクマちゃん先輩と離れておくから。危ないから1人で先輩の教室行かせたくない。」

え、あ、…

3人それぞれと目が合う。

3人の目に嬉しくなる。

優しいあったかい色を含んだ目。

「し、心配かけてるのに、わがまま言ってごめんね。心強いし嬉しくて、また泣いちゃいそう…」

「ふっ、いーのよ!じゃあ行く?千景先輩っていつも教室?」

「ありがとうっ!!クマさんと教室で食べてるって言ってた!」

「あ、その前に、座って?」

タケくんが立ち上がろうと中腰になってた私の肩を抑える。

「え。なんで?」

太一となっちゃんも不思議そう。

「髪、どうせなら可愛くしていこうよ。やってきたやつが短くなって更に可愛くなった結城さんみて後悔するように。」

「え、」

「え!じゃあ私真白ちゃんにメイクしたい!!」
「羨ましい!私も!」

「え!みんないいの?」

クラスの子たちに囲まれて、

みんなの優しさに甘えていいのかな…

恐る恐る確認するとみんな笑顔で。

「ありがとうぅ!私このクラスで幸せ者だなぁっ!!」

またまた涙が出そうになってると、

なっちゃんが嬉しそうに笑って私の頭を撫でてくれる。

なっちゃんとチカくんはよく似てる気もする…

2人とも暖かくて優しい手をしてる。

あれよこれよという間にみんながおしゃれにしてくれて。
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