カフェのイケメン君が私のウソ彼です
そして大変だったのは悪魔の方だった。


本当か嘘かは分からないけれど、週末の予定をお前のためにあける余地はないなんて言い出した。


10分くらいも休みを取れないほど忙しいはずがない。
最近趣味ができて忙しいらしいというのは下田さんが以前言っていたからだ。


私の週末に予定を入れるな、とだけは伝えているから、私の話したいことには検討がついているのではないかと思う。


これは前に1度やったように会社に乗り込むしかないのかな、なんて考えていたある日、悪魔から連絡が入った。


次の日曜日に時間を空けられること。
もし約束の軒に関することだったら、相手の人を連れてくること。


私の相手を呼び出してどうするつもりなんだろう。どうせ、そのことを聞いても無視されるだろうけれど。

なにが、とか、なんで、疑問に思うことだらけだけれど、なにがあっても大丈夫な気がする。
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