カフェのイケメン君が私のウソ彼です
今日は金曜日。つまり明後日に来いと言っている。浩くんがそんな簡単に休みを取れるとは思えない。


来れなかったら1人で行けばいいよね。
一応、今日、浩くんのお店にいってダメもとでも聞いてみよう。


金曜日に浩くんのお店に行くという決め事は再び復活していた。


わざわざ来なくても家でも煎れてあげるよ、って浩くんは言ってくれる。


それでも私はこの店に通うことはやめられない。だってこの店の雰囲気が好きなんだ。


いつものようにドアを押すと軽快なベルがなる。


店員さんに窓辺の席に案内してもらってアイスカフェラテを頼んだ。だいぶ外の気温は下がってきたから中の暖かさにホッとする。


「潤、いらっしゃい。」


持って来てくれたのは浩くん。ちゃんと付き合い始めてから、毎回浩くんが持って来てくれる。


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