世界一の幸せ者です!
ー翌朝ー
「ん…朝か…」
「おはよ、羅糸ちゃん。」
「お、はよう」
支恩に寝顔見られた……。寝てる時どんな顔してるかわかんないのに!
「ちょっと水飲んでくる…」
恥ずかしくなって逃げる。あと単純に喉がからから。
ってあれ、立てない。
「あれ、羅糸ちゃん、立てない?」
「う…ん…」
「じゃあ、俺がお姫様抱っこで運ばなきゃね。」
えええええええええ!
「恥ずかしい…から…やだ…。」
「じゃあ、シャツ1枚の格好で四足歩行する?俺、襲っちゃうけど。」
「っ//」
「はいはい、言うこと聞いてお姫様抱っこされててくださいな。」
「分かりました…。」
【その日、立てるようになるまで、支恩にずっとお世話され続けた羅糸であった…】