政略結婚のはずが、極上旦那様に溺愛されています
それよりもうれしいのは、この場で宮木さんが正式に発注を受けたという話だった。宮木さんは改めてモンタニアにて企画のヒアリングを行うために残り、私と秋瀬くんのふたりでの帰社が決まる。
会議室を出てすぐ、秋瀬くんは私の頭に手を置いた。
「先に外で待っててくれ。まだ仕事が残ってる」
「え? なに?」
「いい子で待てるかな、しろちゃんは」
助けてくれてありがとうと言いたいのに、その隙を与えてもらえない。それどころか、私を煽って反発させようとする。
でも、今の私はいつも通りの自分でいられない。
「すぐ来てくれる?」
秋瀬くんの袖を引っ張って顔を見上げると、びっくりしたような顔をされた。その顔がすぐにふっと緩む。
「うん、五秒で行く」
「ほんとに五秒で来てね」
会議室を出てすぐ、秋瀬くんは私の頭に手を置いた。
「先に外で待っててくれ。まだ仕事が残ってる」
「え? なに?」
「いい子で待てるかな、しろちゃんは」
助けてくれてありがとうと言いたいのに、その隙を与えてもらえない。それどころか、私を煽って反発させようとする。
でも、今の私はいつも通りの自分でいられない。
「すぐ来てくれる?」
秋瀬くんの袖を引っ張って顔を見上げると、びっくりしたような顔をされた。その顔がすぐにふっと緩む。
「うん、五秒で行く」
「ほんとに五秒で来てね」