政略結婚のはずが、極上旦那様に溺愛されています
 葉鳥さんだった。はい、と答えてから理由を聞く。

「なにかあるんですか?」

「あのドルチェから案件をもらったし、葉鳥チームでお祝いに飲み会しようかなーって」

 それを聞いて周囲を見回すと、既に飲み会に行く気満々のメンバーたちが和やかに話していた。

「この調子でもっといい仕事来ないかなー」

「じゃ、ダブル和泉くらい実績作らないとね」

「あのふたりに今から追いつくって、奇跡でもない限り無理でしょ!」

「秋瀬とか、前世でなにをしたらこうなるんだか。仕事ができてモテるってずるいだろ」

「今、俺を褒めました? いやー、デキる男ですみませんねー」

 いつの間にか秋瀬くんまで会話に入っている。また一気に場が華やいで、明るい笑い声がフロアに響いた。

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