政略結婚のはずが、極上旦那様に溺愛されています
「いやあ、しろちゃんは毎度毎度かわいいな」
ぽん、と頭に手を置かれ、秋瀬くんを睨みつける。
それに対し、まったく堪えた様子なく、秋瀬くんは私の頬をむにむにとつまんできた。
「ほっぺももちもちで柔らかいし、目もくりっとしてて愛嬌あるし。すぐ俺に噛み付いてくるところも、チワワみたいでキュンキュンする」
チワワならかわいいな、と一瞬頬が緩んでしまい、すぐに余計な考えを脇によける。
「褒めてないでしょ」
「人の言葉は素直に受け取っておけよ、しろちゃん」
「その呼び方やめてって言ってるのに」
みょん、と頬を横に引っ張られて秋瀬くんの手を軽く払う。餅のようによく伸びるから、という理由で、この男は私に気安く触れるのだ。
ぽん、と頭に手を置かれ、秋瀬くんを睨みつける。
それに対し、まったく堪えた様子なく、秋瀬くんは私の頬をむにむにとつまんできた。
「ほっぺももちもちで柔らかいし、目もくりっとしてて愛嬌あるし。すぐ俺に噛み付いてくるところも、チワワみたいでキュンキュンする」
チワワならかわいいな、と一瞬頬が緩んでしまい、すぐに余計な考えを脇によける。
「褒めてないでしょ」
「人の言葉は素直に受け取っておけよ、しろちゃん」
「その呼び方やめてって言ってるのに」
みょん、と頬を横に引っ張られて秋瀬くんの手を軽く払う。餅のようによく伸びるから、という理由で、この男は私に気安く触れるのだ。