今宵、狼神様と契約夫婦になりまして(WEB版)
手に意識を集中させてと言われたけれど、いまいちわからなかった。
ただ、たまたま上手くできたときは祓いの詞が鈍く光るので上手く乗ったのだとわかる。何度も練習しているうちに、段々とコツを掴めるようになるらしい。
「そういえば、今日は礼也は来なかったんだね。絶対に付いてくると思ってたのに」
「はい。伝えていませんから」
「え? そうなの?」
高塔は驚いたように目を丸くした。
「はい。係長は心配性なので、反対されると思って」
「あ、そう……。どおりで」
高塔は自分のスマホをちらりと見る。陽茉莉はその反応を見て、不思議に思った。
「何かありました?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど、言っておいたほうがいいんじゃない?」
「うーん、必要ないと思います」
「でもさ。礼也は鼻が利くから隠しても隠し通せないと思う」
ただ、たまたま上手くできたときは祓いの詞が鈍く光るので上手く乗ったのだとわかる。何度も練習しているうちに、段々とコツを掴めるようになるらしい。
「そういえば、今日は礼也は来なかったんだね。絶対に付いてくると思ってたのに」
「はい。伝えていませんから」
「え? そうなの?」
高塔は驚いたように目を丸くした。
「はい。係長は心配性なので、反対されると思って」
「あ、そう……。どおりで」
高塔は自分のスマホをちらりと見る。陽茉莉はその反応を見て、不思議に思った。
「何かありました?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど、言っておいたほうがいいんじゃない?」
「うーん、必要ないと思います」
「でもさ。礼也は鼻が利くから隠しても隠し通せないと思う」