運命の一夜を越えて
私が落ち着くと渉は私の手を握ったまま車を走らせ始めた。

渉の顔をまっすぐに見られなくて、窓の外を見る。

流れるように過ぎていく景色を見ながら、まるで私たちの一緒の時間がこうしてすぐに過ぎ去っていくのかも知れないと思った。

時々私が渉を見ると、渉はちらりと私の方を見て温かく穏やかな微笑みを向けてくれる。



そして・・・

私は渉の隣で景色を見ながら心に決めた。


このしあわせな時間のタイムリミットを・・・
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