運命の一夜を越えて
母は実家を親戚に任せて、本当に私と渉が住んでいる部屋の隣に引っ越してきた。
今まで知らなかったけれど、渉が住んでいる部屋の隣はワンルームの部屋になっていて、私たちの部屋の半分ほどの広さらしい。
もともと渉の部屋は一人暮らし用ではなく、隣の母が使う部屋は一人暮らし専用の部屋らしい。

母は赤ちゃんが生まれて落ち着くまではここに住むと言ってくれた。

言葉にはしなくても、たぶん・・私の状態によってずっといられるようにと考えてくれているらしい。

朝、渉が出勤する時間に合わせて私たちの部屋に来て、いろいろと家事をしてから母は自分の部屋に帰っていく。

明らかに母が来てくれて渉の負担も、私の心苦しさも減った。

母は家事をするだけではなく、私の話し相手にもなってくれて、日中一人だった私にとってはいい話し相手にもなってくれた。

< 384 / 498 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop