最後の悪夢

目的地まではバスで二時間弱。
着いたのは隣の市の有名な繁華街。

そこから先生の説明があり、移動可能なエリアを教えてもらった。

特待生は異常に範囲が広かったのを覚えている。


まだ食べてない軽食の入った私の通学鞄には、現金も入っていたけれど。新たにそこで先生から特待生に、お金が手渡されることとなる。


受け取って見てみれば、茶封筒の中には一万円札が三枚。目を見張る額だった。


他の特待生も驚いていた。普通の生徒は「いいな」「何もらったの」と特待生に尋ねていたが、誰も口を割らなかった。
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