最後の悪夢
こんな額をもらって何をするのか。
服でも買えってこと?
食べ物? なんのために?
こんなことをするぐらいなら、今すぐ合宿をやめて家に帰してほしい。
私の他にもそう思った生徒がいたのか、お金を見て泣き出した人もいた。
そんな生徒を先生が優しく宥める様子を見て、その異様さに絶句してしまう。
自由行動になった十時半過ぎ。
普通の生徒の自由行動は昼の三時まで。
私は仲のいい人達と一緒に繁華街をまわることになった。事前に決めていたメンバーだった。
でも明らかにテンションにも差があって、他の三人は楽しそうにどこに行くかマップを見ている一方、私は隙あらば休もうなんて考えていた。