最後の悪夢
その人物があまりにも大きな声をあげたから、私は驚いて手を離しそうになった。
男の子。生き残っている生徒。
鬼が来ないか不安で、懇願するように私は言う。
「おね、がいします……! 入れ、て、ください……!!」
体を支える腕も限界に近かった。
足が上がらない。腕が、痛い。
駄目だ、と思ったら、その人が「入れるよ、入れる。足引っかけて上がれる?」と私に向かって言った。
私は首を振る。そしたら一旦降りて、と言われたので、私は一旦手を離して降りることに。