最後の悪夢
「え? あ、はい。そうです」
「旭……さん。学年一位じゃん? なんで受けたのこんな合宿。成績オール5でしょ?」
どうしてそんな嘘が広がっていたんだろう。オール5ならここにいないでしょう。
私は、言うべきか迷ったが、彼には親切にしてもらったから、話すことにした。
「………体育だけ4なので」
また、沈黙。
彼は申し訳ないと思っているんだろうか。
成績優秀な学年一位が体育が苦手、なんて。文武両道のイメージも壊れただろう。私のイメージが壊れる。