記憶の奥の怪異
第二夜 九怪談議会
「....え、ねえ桃?聞いてる?」

「ぅえっ!?う、うん聞いてるよ」

「そう?なら良いけど....」

(あの後帰ったけど、気になりすぎて寝れなかった....)

「ふぁ.......」

「本当に大丈夫?」

「大丈夫.......続けて」

「そう?じゃあ続けるよ....」

今話しているのは、丑三つ宴と同じ感じの話。

「"九怪談議会"っていうのがあるらしいの」

「九怪談議会....?」

「そう.......それはそうと桃、この学園ってさ」

「何でお昼で授業が終わるか知ってる?」

「....興味を示したことないから分かんない」

「じゃあそんな桃の為に教えてあげよう!」

「実はね....」

長くなるので割愛させてもらうけど、言われたら内容はこうだ。

九怪談議会が黄昏時にあるから、これが主な理由らしい。

九怪談議会の始まると、色んな教室とかが入れ替わったりするみたいで生徒が巻き込まれる危険があったりなかったり....

「.....面白そうじゃない?」

「まあ....そうだね」

「でしょ!?でもね、こればっかりはやめた方が....」

「おいそこ!早く帰れ!!」

続きを話そうとした相手の声を先生が遮った。
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