素直にさせないで
「あぁあっ!?二人だぁ!?」
もちろん納得のいかない不破はキレるも、
「はい。だって僕たちだけマネージャーさんいないし…、まぁいなくても僕は困らないけど、不破さんは新川さんがいなくて困ってるみたいだし。」
「なっ・わけねぇーだろ!!?俺様はコイツが俺のこと好きで好きで仕方ねぇから、ボランティアで仕方なく奴隷マネージャーにしてやろうとして」
「誰があんたを好きで好きで仕方ないのよ!!私は絶対にあんたの奴隷マネージャーなんかにならな…」
「じゃ、僕の専属マネージャーになりますか?」
彼は…、湊翔真は、何を考えているのか全く掴めない屈託のない笑顔で私に向けた。
栗色の瞳で直視して、ふんわりと綿菓子のような甘い空気を漂わせて、私をマネージャーに誘った。