自分の恋より、他人の恋




「それは病気よ」




___お姉ちゃんが出した答えはそれだった。




「え、ほんとに…?」




自分でも何か病気になってしまっているんじゃないかって思っていたけど、まさか本当に病気だとは思わなかった。



真実を告げられて少しだけ不安に煽られる。




「病気ってどんな?」




そして気になるの重要なものはそれで、私は一体何の病気に犯されているのかが知りたい。



「それはね」




重い病気じゃなければいいんだけど。




「恋の病」


「恋の、病…」




それは、またとんでもない病気だった。


これが恋の病だって?



チクチクと痛むのも、心臓がギュッとされて苦しくなるのも、ドキドキと鼓動が早くなるのも全部それのせいってこと?




「恋の病は厄介よ。恋は盲目だって言うしね……でもまぁ、その時雨さんとやらに告白しても私は大丈夫だと思うけど」



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