契約夫婦のはずが、極上の新婚初夜を教えられました
至極丁寧に印象よく話を伝えると、女性は確認すると言って電話の受話器を取った。
「一階総合受付です。天海さんという方が受付にお見えに……はい、わかりました。そうお伝えします」
誰に確認を取ったのか、女性はそう言って受話器を置く。すると辺りをきょろきょろ見回してからカウンター越しにぐっと顔を近づけたかと思うと、ビックリする私にニヤリと笑う。
「ねえあなた。菱川社長とは、どのようなご関係?」
話し口は穏やかだが、その目は何かを窺っているようで。
それは単なる好奇心なのか、それとも疑心なのか。どちらにしても私には関係ないことだと、にっこり笑って見せた。
「関係なんて何もありません。社長にお会いしたこともありませんし、今日社長室に呼ばれた理由も全くわかりません」
「え、そうなの? な~んだ、心配して損しちゃった。ここだけの話、私菱川社長のこと狙ってるのよね」
うふっと笑う彼女に、バレない程度の苦笑を漏らす。それこそ私には関係ないことで、手早く書類を受け取りバックの中にしまった。
「一階総合受付です。天海さんという方が受付にお見えに……はい、わかりました。そうお伝えします」
誰に確認を取ったのか、女性はそう言って受話器を置く。すると辺りをきょろきょろ見回してからカウンター越しにぐっと顔を近づけたかと思うと、ビックリする私にニヤリと笑う。
「ねえあなた。菱川社長とは、どのようなご関係?」
話し口は穏やかだが、その目は何かを窺っているようで。
それは単なる好奇心なのか、それとも疑心なのか。どちらにしても私には関係ないことだと、にっこり笑って見せた。
「関係なんて何もありません。社長にお会いしたこともありませんし、今日社長室に呼ばれた理由も全くわかりません」
「え、そうなの? な~んだ、心配して損しちゃった。ここだけの話、私菱川社長のこと狙ってるのよね」
うふっと笑う彼女に、バレない程度の苦笑を漏らす。それこそ私には関係ないことで、手早く書類を受け取りバックの中にしまった。