一夜の奇跡は真実の愛を灯す~副社長の甘い誘惑に溺れて~
『麗央…さん、嬉しいです』


『明日、夜、時間が取れそうなんだ。食事、大丈夫か?』


嘘…


麗央さんからの食事のお誘いに、自然に笑顔になる。


『あ、は、はい!大丈夫です。ありがとうございます、よろしくお願いします』


『桜桃羽、元気そうだな。まあ、良かった。とにかく、明日、仕事を終えたら連絡するから待ってて』


『わかりました。待ってます。本当に…お忙しいのにすみません』


『いや。楽しみにしてる』


麗央さんの声を聞くと、やっぱり…


すごく嬉しい。


あれ以来…お互い忙しくて、会ってなかったから。


特に麗央さんは勢力的に動いていて、海外にも行ったりしてたから…


でも…


恋人同士でもないのに、ちょっと…喜び過ぎたかな?


どんなリアクションが正解だったのかな…


よくわからないけど…


明日…麗央さんと久しぶりにどんな話が出来るんだろう。


何だか今夜は、ワクワクして眠れそうにないな…
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