涙 〜キャバ嬢×ホスト〜【完結】
「………。」
少し膨れっ面のリョウマくんを、可愛いとさえ思ってしまう。
真由美だって、辛い恋を経験してる。
それでも、ああやって変わらずに優しくいてくれる。
心強かった。
アタシだって、強くならなきゃいけないと思う。
1人でいい
そんなのは逃げだ。
他人と向き合わなきゃ、何も進まないのだから。
「その言葉…撤回してよ。」
「ん?何?」
「ホスト、ホストって!そんなに割り切らないでよ!」
リョウマくんがそんなことを言うなんて、ちょっと予想外だった。
夏華さんとの関係を、サラリとうまく流し、なかったことにしたリョウマくんが。
だから、ちょっと意地悪してみたくなったんだ。
「だって…ホストでしょ。ほら、早く行こう。」