溺愛予告~御曹司の告白躱します~
笑ってる。
めっちゃ嬉しそうに笑ってやがる…。
言えばいいんだ。
もう実際付き合ってるんだし、とっくに一線だって越えた関係なわけで。
さらっと一言『蓮が好きだからだよ』って、なんてことない風に言えばいいんだ。
わかってる。
わかってるんだけど……。
やっぱり恥ずかしいじゃん!
耳どころか顔全体が真っ赤になっていくのが自分でもわかる。
そんな私の思考回路はすべてお見通しなんだろう、蓮は勝ち誇った顔でこっちを見ていた。
照れさせてここぞとばかりに攻めていたら、あっさり攻守交代になってしまった。
まんまと反撃を食らったのが悔しくて「…くそぅ、エスパー水瀬め」と苦し紛れに呟くと、堪えきれない笑いを零しながら、私に封筒を差し出した。
「…なにこれ」
「ん?エスパー水瀬からのプレゼント」
私に?と視線で問うと、もちろんと言いたげに頷かれる。
特に誕生日でも記念日でもないんだけどな、と封筒を開けると、中にはここから見えている遊園地のペアチケットが入っていた。