【改訂版】新まりなの日記

【またか…】

7月26日・晴れ(気温が39度で灼熱地獄)

この日は、猛暑日だった…

アタシは、だるいからだにむち打ってバイトに専念した。

この日は、EスタでJ1のサンフレッチェ広島-徳島ヴォルティスの試合が開催された。

午後1時のキックオフの時間までサンドイッチの売り子のバイトをした。

売上金を事務所に届けて、今日の分のお給料と売れ残りのサンドイッチを受け取った後、あがった。

その後、公園のベンチに座って売れ残りのサンドイッチでランチを摂る。

その時にまた、あいつの家の兄嫁がやって来た。

兄嫁は、アタシに帰ってほしいと求めた。

せやけど、アタシは拒否した。

「アタシはあんたがどないに求めても、由宇に戻らんけん…急に事情が変わったから帰れだなんて、ムシがよすぎるわ!!」
「(つらそうな声で)まりなさん、今回は取り返しがつかない非常事態におちいっているのよ…則文くん…合コンで知り合った女性をまた傷つけたのよ…今回は女性が行方不明になったのよ…また女性の両親がうちに来たのよ…女性の両親が、家に居座ったのよ…」
「はぐいたらしいわねあんたは!!あいつが起こした女のもめ事は、あんたたちの力で解決しなさいよ!!前回はリスカで、今回は家出…ああああ!!もうイヤや!!ホンマにやってられへんわ!!」
「まりなさん…」
「そう言ったもめ事は、弁護士さんを立ててジダン交渉しなさいよ!!」
「できたらそのようにしたいわよ…けど、近くにいない…」
「はぐいたらしい女ね!!帰ってよ!!」

アタシは、兄嫁を突き飛ばしたあと赤茶色のバッグを持ってその場から立ち去った。

今度は、取り返しがつかない非常事態におちいった…

…と言うことは…

あいつは、完全にアウトだ…

あいつがケーサツに逮捕されようが、やくざに追われようが、アタシは助けへん…
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