期間限定恋人ごっこ【完】番外編


「沙夜!」


ユカは私を見るなり名前を呼んで駆け寄ってきた。



残っていた生徒は私と誠人を見るなり怪訝な表情をした。




「沙夜!どこいってたのよ!」


『うん、ちょっとね』


「は?何で顔赤いの。叩かれたの?誰?」




平手打ちをされた私に一瞬で気づいたユカはつくづく侮れないと思って苦笑いをした。





「北条あんた彼氏でしょ?ならしっかり護りなさいよ。何してんの?本当しっかりしてよ」


『ユカいいってッ』




誠人に睨みをきかせて掴みかかりそうな勢いのユカを慌てて止める。




「次は護る。誰にも手ぇ出させねぇ」




真剣な眼差しでユカにそう誓う誠人。

あとさっきから気づいて何も言わなかったけど…


『誠人、敬語は?』


「え?あ、スミマセン!」



慌てて言い直す誠人が可愛くて思わず笑った。

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