姉のカレシの、闇に溺れて



「……なにそれ。なんで私……」


「体の相性がバツグンにイイから。紗和の匂いが好きだから。俺がここまで執着する理由はコレ以外ないよ」


 ……………また。
 体、体って、人を物みたいに………


「じゃあ、私に妊娠されたら困るんじゃないの? 抱けないでしょ」


「いや?? 俺の目的は紗和を手に入れることだから。妊娠したらずっと側にいれるだろ。だから妊娠すれば良かったのにって思ったよ」 



 ………ダメだ。


 この人に何を言っても通じない……こんな自分勝手な人、見たことがない。


 座り込んでいる私に目線を合わせるように、悠一さんはゆっくりとしゃがむ。



「沙羅ちゃんさ、俺が抱いてくれないこと悲しんでたろ?………沙羅ちゃんを抱いてやってもイイよ」


 ……………は??



「そのかわり、紗和の体で上書きさせてね」


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