君の想いは僕のもの。
「す、する……」
わたしは恥ずかしくてうつむきながらそう言った。
「うわ。かわいい。なにそれ。反則。まじで反則。」
そう言いながら、わたしの手から扇子をとり、それを開いて後ろでキスをしてくる。
「もー!せいちゃん、大好き!」
わたしの溢れそうなせいちゃんへの気持ちを込めて思いっきりハグをした。
「うん。俺も」
そう言って、強く抱き返してくれる。
「あの…………」
2人で見つめあいながら笑っていると写真係の子が気まづそうにしていた。
「は、はい!!」