君の想いは僕のもの。
「やっぱり〜。前のも美味しかったけど、この味も良いね」
「喜んでくれて良かった!頑張って調べたかいがあったよ……」
せいちゃんは、ほんとにちょっと変化にもすぐに気づいて1番に言ってくれる。
「姉ちゃん、米おかわり!」
「自分でやってよ〜?」
「えーー」
椅子の上で大の字に体を広げて、子供みたいに駄々をこねる月。
「しょうがないなぁ、春が持ってきてあげる!」
「まじ!ありがと」
いつも米なんておかわりしないのに変だと思ったら、春ちゃんが炊いたからか。
二人でご飯をよそいに行ってる間に莉華が帰ってきた。