君の想いは僕のもの。




「可愛いけど、許してあげないよ〜?」



この状況を楽しそうにニコニコしているせいちゃん。



「せいちゃんのいじわる!」



「そんなこと言っちゃうこの口、塞いじゃおうかな〜」



「ふ、塞具って。テープでやるのですか!?それなら、痛くないのを選んでください!」



わたしは、必死にせいちゃんに訴えかけた。



「プッ(笑)やっぱり有季は可愛い」



「へ?」



いきなりの事に変な声が出てしまった。



「その変な声も結構すきだよ、おれ」



そう、満面の笑みで言ったせいちゃん。
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