☆表の顔と裏の声★
学校に着いてからも、私の気分はなかなか晴れないままだった。

蓮の言った言葉も、れいの気持ちも、
こんな脆い私には抱えきれない。
でも2人の事が好き!2人の事が大事なの!
もう大事な人を失うのは、イヤだょ!


(ガタガタッ!)

「七海!!大丈夫か!?」「七海っ!!」

いっぱいいっぱいになった私は、
授業中に倒れて椅子から落ちてしまった。

そのまま保健室のベッドで休んでいた私が
目を覚ますと、そこには何故か蓮がいた。
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