☆表の顔と裏の声★
「あっ!ごめん、泣かないで!」

ゆっくり手を離した私は、メモに書いた。

【私はれんの事もれいの事も好きだよ。
だから私にだけそんな事言わないで】

「友達って事か……」

残念そうに落ち込む蓮の顔を
私は不安な表情でじーっと見つめると、

「いやいやいや!そんな顔で見られたらやっぱり好きになっちゃうからぁ~~」

いつものおちゃらけた蓮の姿に、私は少しだけ
安心していた。

けどこの時、私の事を心配して保健室に様子を
見に来ていたれいが入口にいたのを、蓮も私も
全く気付いていなかった。
< 34 / 118 >

この作品をシェア

pagetop