マネキン少女
楽しい時間が過ぎるのはあっという間で、気が付くと11:30を時計が表示している。


「そろそろ、飯食いに行くか!!」
「うん!!」


歩いて、15分くらいの場所に有るファミレスに向かう。


ヒロとファミレスでお喋りなんて、憧れのデートって感じがしてとても嬉しい。


ファミレスに入ると冷たい風が額に当たって、汗が引いていく感じがする。


「涼しい〜!!」
「だね!」
「当分、ここで涼もうか!」


ヒロは悩んだ表情を浮かべたが「まあ、良いか!」と、笑う。


テーブルに着くとランチのメニューに目を通したヒロの真似っ子をした。


ランチは安いし、ドリンクバーが付いているからお得感が有る!


「決まったら教えてね!」
「うん!!」


洋風か和風で悩んでしまう。


コンボタージュも飲みたいし、お味噌も良い。


「うん……!決まった!!」
「俺もー!!るるちゃんは何にするの?」
「パスタ!」


夏のシーフードパスタとサラダにコンソメスープが付いている。


「俺は、定番のハンバーグ!!」
「そこ迷った!!」
「全部美味そうだから、悩むよな!!」
「そうなの!!でも、パスタがやたらと美味しそうだったから決めた!!」





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