Crush~いつも君を想う~
「あー、美味しい!」

グレープフルーツを口に入れた私はあまりの美味しさに声をあげた。

普段は酸っぱいからあんまり食べないんだけど、今の躰はこの酸っぱさを求めていたような気がする。

あまりにもグレープフルーツが美味し過ぎて袋の中に入っていた5個を全て完食してしまった。

「結構大きかったはずだよね…」

躰に悪いと言う訳ではないけれど…まあ、美味しく食べれたから結果的には別にいいか。

気のせいか、体調も少しだけよくなった気がする。

「もしかしたら、フライドポテトだけって言うのが悪かった…って、言っても食べれたよね?」

Lサイズの2個と量も結構あったのに、あれもペロリと完食してしまった。

ナポリタンは食べる気がしなかったのに不思議だ。

何か理由があるのだろうかと思いながら、私はスマートフォンで調べ始めた。
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